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ラウンデル(、、)は、紋章学における紋章の円形〔又は円盤状のチャージの総称である。イングランドの紋章学では、その色を示すティンクチャーごとに個別の名称を与えられている。 幾何学的で、もっとも単純な図形のチャージであるため、オーディナリーとみなされることもあるが、明確な定義を避けている文献も見られる。 == 解説 == === 色との対応 === ラウンデルを意味する語は他にも複数あり、近世以降のイングランドの紋章学ではラウンデルのティンクチャーによって自ずとそのチャージの名称が決まるようになっている。そのため、他のチャージのようにティンクチャーを指定する必要はない。また、現在では ''a roundel gules'' のような記述は用いられることは少ない。もともとの中世の紋章学では色との対応は図られていなかったため、チャージの名称とティンクチャーの組み合わせは自由だった〔。そのため、他のチャージと同様にチャージ名の後にティンクチャーを記述してその色を指定していたし〔、英語以外の言語による紋章記述では現在でも ''a roundel gules'' に相当する記述のほうが主流であることがある。 イングランドの紋章学では torteau は ''a roundel gules'' を意味するが、フランス語で tourteau はラウンデル全般を意味するため、フランスの紋章学ではギュールズに限定されずにあらゆるティンクチャーで塗られたラウンデルに対して用いられる。同じくフランス語の古い紋章鑑では金属色のラウンデルを gastelles と記述しているものがある〔。 ラウンデルのチャージ名とティンクチャーの対応は次の表のとおり。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラウンデル (紋章学)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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